会計ソフト大手のフリーは12月28日、同社が手がける「freee人事労務」において、カスタム権限機能の提供を開始すると発表した。 これにより、freee人事労務内の機能ごとに利用できる権限を設定できるため、労務担当者の業務を各部署に権限委譲することが可能になる。
これまでfreee人事労務の各機能における権限設定が詳細にできないことで、労務担当者の業務を各部署で分担できないという課題があったという。特に従業員数が拡大するほど労務担当者の負担が大きくなっていた。
今回の「カスタム権限機能」により、現在freee人事労務上で利用できる機能ごとにアカウント権限を設定し、どの機能を利用可能とするか自由に設定することができるようになる。これにより、従来労務担当者だけが行っていた業務を細かく担当者に業務分担することや各部門ごとに委譲することができるようになり、労務担当者の業務負担の軽減につながる。
例えば、「事業部長に全従業員情報の閲覧は可能とするが編集は不可としたい」、「外部の社労士をfreee人事労務上に招待し給与計算や労務手続きを依頼しているが、一部の従業員情報は閲覧させたくない」といったニーズに対応できる。
また、freee人事労務は統合型のプロダクトであるため、「勤怠管理」や「給与計算」等の人事労務に係る複数の業務を一つの権限設定でまとめて行うことが可能とのことだ。