さくらインターネットは2月27日、生成AI向けクラウドサービス「高火力」の第3弾としてVM(仮想マシン)シリーズ「高火力 VRT(バート)」を2025年春より提供開始すると発表した。提供開始に先立ち、リリース記念キャンペーン価格で同日から優先案内の受付を開始する。

高火力 VRTの概要

同社の高火力シリーズは、GPUの利用が可能な生成AI向けクラウドサービス。同サービスは再生可能エネルギー電源100%のCO2排出量ゼロを実現する石狩データセンターから提供。2024年1月に高火力の第1弾としてベアメタルシリーズ「高火力 PHY」を、第2弾としてコンテナーシリーズ「高火力 DOK」を提供している。

第3弾となる高火力 VRTは、時間単位での利用ができるほか、環境構築の柔軟性が高いVM型GPUクラウドサービスとなり、今回提供予定のプラン「NVIDIA H100(β版)」は「NVIDIA H100 SXM 80GB」を1枚搭載している。

機械学習やディープラーニングなど大量の計算が求められるタスクや、AIを含むリアルタイム性が求められる分野でも高速に処理でき、使いたいときに使いたい分だけ処理内容に合わせて最適なプランを選択できるため、コストの最適化にもつながるという。

価格(税込)は、時間額で990円、日額が2万3100円、月額が38万5000円。なお、リリース記念キャンペーンは2月27日~高火力 VRTの提供開始まで異を予定し、価格は時間額が500円、日額1万1550円、月額23万1000円となる。