
デスク「スーパーゼネコンの一角、清水建設が社長交代だね」
記者「4月1日付で、社長に副社長の新村達也氏(写真右)、社長の井上和幸氏(写真左)は代表権のある会長に就きます」
デスク「社長交代の理由は?」
記者「清水建設は2024年3月期に民間の大型建設工事でのコスト高騰などを受け、1961年の上場以来、初の営業赤字となりました。しかし、井上氏が工事採算見直しなど改革を進めた結果、25年3月期は黒字見通しと業績が回復。『次のステップへの道筋が見えてきた』(井上氏)として交代を決めました」
デスク「新村氏はどんな人物?」 記者「1961年10月石川県生まれで84年早稲田大学理工学部卒業後に入社しました。1年目から海外の現場に配属されたという経歴の持ち主です。自らの強みを『コミュニケーション力』と話すなど、内外の人望の厚さを持ち味に、業績回復を確かなものにする考えです」