YKKは、YKK R&Dセンター 東京オフィスを2月3日に開設。首都圏の研究機関やスタートアップなどと連携し、技術力強化を図るのが目的で、ファスニング事業やAP(建材)事業の競争力を強化。2028年度までに数テーマを事業移管できる水準まで確立することをめざす。
YKK R&Dセンター 東京オフィスの所在地は、東京都港区三田三丁目5番27号 住友不動産東京三田サウスタワー19階。延床面積は400平方メートルで、執務スペースや会議室といったオフィス機能に加え、実験室も用意。技術的進化が著しいAIなどデジタル技術分野(ロボティクス、シミュレーション、デジタル、スマートファクトリー)において、専門技術機関と共創・協同できる環境を整える。従業員数は5名で、2028年度には約30名を予定しているとのこと。
YKKでは、「技術の総本山」と位置づける黒部事業所(富山・黒部市)の技術開発機能をYKK R&Dセンターとして整備し、商品・技術の開発を推進してきた。東京オフィスの開設にあたり、同社は「YKK技術者がテーマ毎に社外の技術者とネットワークを形成し、より高度なレベルで技術を展開していくこと、首都圏における研究活動が優秀な技術人財の採用強化につながることを期待する」とコメントしている。