The Registerは1月2日(現地時間)、「A New Year's surprise from Microsoft: Scanners stop working • The Register」において、Windows 11バージョン24H2にキヤノンの複合機が正常に動作しない不具合があると伝えた。
eSCLスキャンプロトコルの修正
先月、MicrosoftはeScanner Communication Language(eSCL)スキャンプロトコルをサポートしたUSB機器の検出不具合を修正したと発表している。この修正により、複合機を含むUSB機器の不具合は解消されたとみられていた(参考:「Windows 11のUSB問題修正、バージョン24H2の提供再開 | TECH+(テックプラス)」)。
しかしながら、今回ユーザーからの報告で、キヤノンのスキャナードライバー「ScanGear MF」を使用するデバイスでは、不具合は解消されていないことが明らかになった。不具合はデバイスのWi-Fi接続を有効にした場合に限られる可能性が報告されている。
対策
影響を受けるユーザーは、有線接続(USBまたはLAN)のみにすることで改善する可能性がある。Microsoftは現在、問題解決に向けてオペレーティングシステムの修正に取り組んでおり、2025年1月中にキヤノンに修正計画を報告する見込みだ。