ソニーとワールドアクアティクス(世界水泳連盟)は、2028年末まで4年間にわたるオフィシャルパートナーシップ契約を結んだと12月9日に発表。ソニーのカメラ製品などの技術を活かして水泳の魅力を世界に届け、グループ会社ホークアイで公平な大会運営を支援するとしている。
今回の契約に基づき、ソニーはハンガリー・ブダペストで12月10〜15日まで開催される「世界短水路選手権(25m)」からオフィシャルパートナーとしてサポートする。
ソニーは、アスリートによる水泳競技の模様を世界中に届ける。ワールドアクアティクスの公式フォトグラファーや映像制作者は、同社のミラーレスカメラ「αシリーズ」や「Gマスター」をはじめとする多彩な交換レンズ、Cinema Lineカメラ、システムカメラなどソニーの最先端のテクノロジーを活用していく。また、ソニーのグループ会社であるHawk-Eye Innovations(ホークアイ)のビデオリプレイサービスにより、公平な大会運営を支える。
さらに、ワールドアクアティクスとの協業で、ソニーのフォトグラファーが大会でとらえた記憶に残る瞬間を世界中のファンと共有する特設サイトを12月下旬に公開予定。「大会のダイナミックな場面やメダリストの写真など、水泳競技の躍動を余すことなくとらえ、世界中に感動を届ける」としている。
ワールドアクアティクスは、競泳や水球、飛込、アーティスティックスイミング、オープンウォータースイミング、ハイダイビングの6つの水泳競技の国際競技連盟で、「A world united by water, for health, life and sport」というビジョンのもと、水泳競技の発展に努めている。ソニーは、「テクノロジーの力で未来のエンタテインメントをクリエイターと共創する」というミッションのもと、世界中の人に感動を提供し続けることをめざしており、両社は互いの理念に共感し、今後テクノロジーを活用し、水泳競技の魅力を世界中の人々へ届ける協業をしていくとのこと。
ソニー 槙公雄社長 兼 CEOのコメント
この度、水泳競技のアスリートとファンを幅広く支えるワールドアクアティクスのオフィシャルパートナーに就任することを嬉しく思います。ソニーは、多様なアスリートとクリエイターが生み出す感動をテクノロジーによって高め、世界中のスポーツファンに届けることで、水泳競技の発展に貢献します。
ワールドアクアティクス フセイン・ムサラム会長のコメント
今回のパートナーシップに非常に期待しています。ソニーとの協業はワールドアクアティクスとそのアスリートに新たな機会をもたらします。ソニーの最先端テクノロジーと卓越性の追求により、水泳競技の迫力と芸術性を革新的な方法でとらえることで、世界中の観客を魅了し、競技体験は向上するでしょう。私たちは力を合わせて、水泳競技の認知度を高め、アスリートの成果を称え、ファンに比類のない体験を提供することに取り組んでまいります。