Broadcomは11月11日(米国時間)、「VMware Fusion and Workstation are Now Free for All Users - VMware Cloud Foundation (VCF) Blog」において、仮想化ソフトのVMware FusionおよびVMware Workstationを商用、教育、個人ユーザーを問わず無料で提供すると発表した。有料サブスクリプションのVMware Fusion ProおよびVMware Workstation Proの販売は終了する。

  • VMware Fusion and Workstation are Now Free for All Users - VMware Cloud Foundation (VCF) Blog

    VMware Fusion and Workstation are Now Free for All Users - VMware Cloud Foundation (VCF) Blog

無料化における変更点

製品の無料化は11月11日(米国時間)から開始。これまで有料サブスクリプションとして提供されていた製品は自動的に無料の製品に移行する。Broadcomの責任者は締結済み商用契約の取り扱いについて、次のように述べている。

現在締結されている商用契約は契約期間の終了まで有効ですのでご安心ください。契約どおりフルレベルのサービスとエンタープライズグレードのサポートを引き続き受けられます。高水準のサポートを維持するという当社の取り組みは、契約期間中変わりません。

機能面において無料版と有料版に変更点はない。しかしながら、有料版のユーザーに提供されていたサポートチケットは、契約満了後に利用できなくなる。VMwareは有料サポートの代わりとして、次の無料サポートエコシステムを活用するように推奨している。

フィードバックと成長

Broadcomは無料化後も新機能、使いやすさの向上、機能強化に積極的に取り組むと明らかにした。タイムリーなアップデートにより高い安定性の維持に尽力するとしている。また、無料化によりユーザーコミュニティの活発化に期待しており、さらなる発展に結びつけたいと説明している。