機能性食品素材の原料メーカーである常磐植物化学研究所は11月22日、植物化学研究会と、「第60回植物化学シンポジウム 植物ケミカルが繋ぐ異種生物間情報ネットワーク」を共催する。同社の設立75周年を記念して、創業者である松尾仁の名前を関した「第2回松尾仁賞」も授与する。
「植物化学シンポジウム」では、植物化学の発展、工業化・産業化における福祉増進への寄与が期待できる学生・若手研究者を奨励することを目的として、ポスターセッションを設けている。
「松尾仁賞」は、「ケシ植物より主要アルカロイドの直接抽出製造に関する研究」などを著した、植物化学の発展に貢献した松尾仁博士の名前を関した賞だ。
11月22日のシンポジウムでは、「イソフラボンの分子主多様性から見たダイズと根圏微生物層の相互作用」(京都大学 杉山暁史氏)、「香りを使って生き残る!~植物の防御力を強化する香気配糖体の生成メカニズム」(静岡大学 大西利幸)などの発表を行う予定だ。
同シンポジウムは、11月22日、東京大学弥生キャンパスの農学部2号館科学大1講義室で開催される予定となっている。