パナソニック ホールディングス(HD)が10月31日に発表した2024年7〜9月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比35%増の1183億円だった。世界中で普及が広がる生成AI関連の事業が好調に推移した。一方、上期(4〜9月)でみると、純利益は前期に液晶子会社の解散に伴う税金費用の減少があった反動もあり、34%減の1889億円だった。
7〜9月期の売上高は、前年同期比2%増の2兆1296億円だった。主力製品である車載電池の需要低迷が継続し、車載向けシステムの中国での販売不振などマイナスな要因もあったが、国内家電や電材、法人システムが堅調に推移した。