Salesforce(セールスフォース)の共同CEOを務め、現在はOpenAIの会長を務めるBret Taylor氏が共同創業したAIベンチャーのSierraが1億7500万ドル(2024年10月29日時点の円換算で約267億6700万円)を調達した。Sierraは企業向けの会話型AIプラットフォーム。Taylor氏とClay Bavor氏が立ち上げた。
サービス発表から1年未満で評価額は45億ドル
Bavor氏はGoogleに18年勤務し、直近ではGoogleのAR(拡張現実)/VR(仮想現実)の取り組みを進めるGoogle Labsを率いた。Sierraは、業務アプリケーションと連携し顧客に代わってタスクを処理するAIチャットボットによる顧客体験の構築を支援するとうたっている。サービスの発表は2024年2月。
すでに、WeightWatchersなどの顧客がおり、売上は2000万ドルを超えているとReutersは報じている。今回の調達はGreenoaks Capitalが主導し、ICONIQ、Thrive Capitalなどが参加している。
すでにSequoia Capital、Benchmarkなどから10億ドル近くの評価額で1億1000万ドルを調達済み。報じられている累計の調達額は2億7500万ドルにのぼる。今回の調達での評価額は45億ドル(日本円換算で約6883億円)。サービス発表から1年未満での快挙となった。