SCSKとFPTジャパンは10月29日、レガシーシステムの課題解決に貢献する合弁会社「COBOL PARK」の設立に向けた協議を開始すると発表した。
「COBOL PARK」の概要
「COBOL PARK」は、主にメインフレームを利用している金融機関などに対して、ビジネス継続に向けた既存システムの維持、マイグレーションに向けた道筋を提示するなど、複数の出口戦略を提供する。
社名の一部には、日本企業が今後も活用していくことが見込まれるレガシーシステムの一翼を担うという強い想いから、レガシーシステムを象徴する「COBOL」が採用されている。
サービス提供開始に向けた取り組み
今回の基本方針合意を契機に、両社は共同で、2025年3月31日までに合弁会社設立を目指す。
新会社創業時の対象スコープは金融業界向けのサービス提供とし、段階的に金融業界以外の産業への拡大を推進する。また、日本の金融業界約5,000億円/年のレガシーシステムマーケットの約20%(約1,000億円/年程度の事業規模)を担うことを目標とする。
加えて、新会社は「2025年の崖」やシニア人材の雇用問題に対する解決策を提示し、社会課題の解決に貢献することを目指す。