Criteo、コマース特化のSSP 「コマース・グリッド」発表 プレミアムな広告を提供

コマースメディアを展開するCriteo(クリテオ)は10月16日、コマースに特化したサプライサイド・プラットフォーム (SSP)「コマース・グリッド」の日本での提供を開始すると発表した。デマンドサイドとサプライサイドを結び、コマースデータを活用したプログラマティック広告を可能にする。

「コマース・グリッド」は、Criteo独自のコマースオーディエンスをサプライサイドのバイヤーとセラーの両方に提供することで、他とは一線を画した新しいSSPだという。

パブリッシャーは、Criteoの強力なコマースに関するインサイトを活用して、自社のインベントリの価値と関連性を高め、拡大傾向にあるコマースに特化したデマンドを獲得し、収益全体を最大化できる。ショッパブル(即購入可能)なフォーマットやコマースに関する分析などのCriteo独自のアセットも利用可能になる。

「コマース・グリッド」では、プレミアムな広告インベントリをパッケージ化して取引することができる。広告バイヤーは、好みのデマンドサイド・プラットフォーム(DSP)を通じて、数十億件のリアルタイムのコマースシグナルを分析するCriteoの最先端AI技術を基に構築されたオーディエンスをターゲティングし、あらゆるチャネル、デバイス、およびショッピングジャーニーの全段階にわたって潜在顧客の取り込みが可能になる。

「コマース・グリッド」について、Criteo日本 代表取締役 グレース・フロム(Grace Fromm)氏は、「『コマース・グリッド』は、Criteoの変革の過程における節目となる製品であり、当社のクライアントがコマースメディアという新たな機会を捉えて活かすことを可能にします。パブリッシャーはコマースメディアの機会そのものは認識しているものの、コマースの予算獲得やバイヤーにつながる明確な道筋を把握するのに苦労されています。当社は『コマース・グリッド』の提供を通じ、パブリッシャーをコマースの需要や機会に直接結び付けるだけでなく、広告主や代理店に、求めているセグメントへのリーチを、好みのデマンドプラットフォームを通じて、プレミアムな広告のサプライと組み合わせる形で提供します」とコメントした。