タンスのゲン、高齢女性が活躍する「うきはの宝」とコラボ 60周年記念企画、「祖母の羽毛布団」発売

家具・インテリアの企画開発・EC販売を手掛けるタンスのゲンはこのほど、創業60周年を記念して、高齢女性達が活躍する「うきはの宝」とのコラボレーション商品「祖母の羽毛布団」を企画開発し、発売を開始した。60年以上の人と技術の歴史が生み出す本格的な羽毛布団を提供する。

タンスのゲンはこのほど、同じ福岡県のうきは市で地域の活性化を軸に高齢者の活躍の場を創出している「うきはの宝」とコラボレーションした商品「祖母の羽毛布団」のECサイト「タンスのゲン」での販売を開始した。

75歳以上の高齢女性たちが働くうきはの宝は、「ばあちゃんビジネス」として、地域のばあちゃんたちの「生きがい」と「収入」を創出し、20~90代までが協働する「多世代型協働」で事業をおこなうビジネスモデルを展開。高齢者たちの知見や感性を活かした食品などを製造販売する他、全国的にも有名な自社メディア「ばあちゃん新聞(月刊紙)」を発行している。

タンスのゲンは、創業60周年を迎える節目となるタイミングで、これまでのノウハウや歴史を活かした商品の開発を検討するなか、「うきはの宝」の活動に共感し、今回のコラボレーションに至ったとしている。

「祖母の羽毛布団」の製品開発にあたっては、「うきはの宝」で働く「ばあちゃん」達との対話・ヒアリングを中心に、製品仕様をまとめた。ヒアリングした多くの人が、今から20~30年ほど前に真綿布団などから羽毛布団への買い替えを行っていたが、現在市場で人気のある羽毛布団を見て、違和感を抱く声が多く上がったという。

▲「祖母の羽毛布団」

その違和感は「人気の羽毛布団の変化」が要因であることがわかってきたことから、「ばあちゃん」達や、作り手である布団工場の職人にヒアリングを重ねて、昔ながらの使う側の感性と、作る側のノウハウを活かした製品を追求。75歳以上の「ばあちゃん」たちの歴史が育んだ感性と、「タンスのゲン」が60年以上培ったものづくりのノウハウが結集した羽毛布団に仕上げた。

▲タンスのゲンとうきはの宝の企画ミーティング風景

こうして生まれた「祖母の羽毛布団」は、エアコンの普及など住環境の変化により、軽さを求め、1kgが多くなってきたという羽毛の充填量において、昔主流だった1.3kgをあえて採用した。

▲カラーバリエーションはペイズリー柄のピンクとブルー

生地においても、現在多く普及するポリエステル生地ではなく、触りを追求して、綿100%の生地を使用。さらにあえて昔ながらの華やかな柄にすることで、”おばあちゃんの家”を思い出すような懐かしさと安らぎを演出している。

一方で加工技術においては、現在の羽毛の洗浄や選別技術の進歩により品質の安定化が実現されており、ハイダウンをより安価で提供する。 さらに特別な加工を施すことで、コインランドリーで気軽に洗濯できる。タンスのゲンの羽毛布団ブランド「ドリームダウン」の羽毛を使用しており、日本で唯一の羽毛専門の検査研究機関CIL(快適睡眠環境研究所)が発行している品質検査の証明において、日本最高基準の「CILギャランティラベル」を取得している。

「祖母の羽毛布団」は、ECサイト「タンスのゲン」で販売しており、価格は3万4999円~(税込)。

「祖母の羽毛布団」について、うきはの宝スタッフは、「この羽毛布団はふかふかで軽く、非常に暖かくて寝心地が 抜群です。生地や柄も気に入ってます。冬でもこれ一枚で十分いけると感じるほど快適で、持ち帰ってすぐに使いたくなるほど気に入りました。今使っている布団よりも断然良く、この商品は自分が求めていたもので、 本当に嬉しいです。誰にでもおすすめできる素晴らしい羽毛布団です」とコメントした。