「Oisix」、環境を意識した期間限定デザインで商品配送 家庭でのサステナブル活動を後押し

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地はこのほど、食品宅配サービス「Oisix」において、ミールキット「Kit Oisix」に使用している外袋と、顧客への冷蔵商品配送時に使用しているダンボールを環境を意識した期間限定デザインに変更した。10月の食品ロス削減月間に合わせ、デザインの力で、身近にできるサステナブルな行動を後押しする。

オイシックス・ラ・大地の提供する「Oisix」は、「つくった人が自分の子どもに食べさせられる食材のみを食卓へ」をコンセプトとした、有機野菜や特別栽培野菜など、できる限り添加物を使用せずに作った加工食品などの食品を取り扱うEC食品宅配サービス。会員数は36万8378人(2024年6月末時点)で、全国に展開している。

毎週多くの顧客に利用されるからこそ、目に見えないところまで環境負荷削減に取り組みたいという強い思いから、商品に使用する包材やダンボールを環境に配慮した素材に順次変更している。

2020年4月からは、ミールキット「Kit Oisix」のパッケージを構成するすべての要素(外袋、インク、レシピポケット、接着剤、中袋)でのバイオマス配合素材の使用を開始。接着剤までがバイオマス配合素材という事例は国内でもほぼなく、累計約82トンのプラスチックを削減している。

さらに2024年2月からは、顧客への食品配送時に使用している冷蔵・冷凍すべてのダンボールで、漂白剤・着色剤不使用の古紙を100%使用。配送時に必要な強度は保ちながら、ダンボールを生産する際の環境負荷を最低限に抑えることができ、累計約370トンの資源節約に貢献している。

このほど、10月の食品ロス削減月間に合わせ、「Kit Oisix」の外袋と冷蔵商品を届けるダンボールを、10月の約1カ月間限定で、環境を意識した期間限定デザインに変更した。「Oisix」で日々買い物をすることが環境負荷軽減に貢献していることをデザインの力で顧客に伝えることで、身近にできるサステナブルな行動について改めて考えてもらいたいとの思いから企画に至ったとしている。

▲Kit Oisixの外袋のデザイン

期間限定デザインの「Kit Oisix」の外袋は、インクや接着剤という見えない部分までエコであることを、あえてやや見えづらい白色のインクを用いた植物の模様で表現。ダンボールには、季節によって同じ場所とは思えないほど違った表情を見せる新潟の豊かな森が描かれている。ダンボールの絵は、3年に1度の世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に参加するアーティスト、原游さんが「Oisix」のサステナブルな取り組みに共感して描いたもので、この豊かな自然を守るために今からできることを小さなことでも着実に取り組んでいきたいとの思いが込められている。

▲アーティストの原游さん

今回の取り組みに合わせて、SDGsクイズキャンペーンも実施する。「Oisixデザインミュージアム」特設サイトに掲載されたクイズに答え、パネルに隠れたキーワードを入力すると、抽選で10名に「Oisixの人気食材」詰め合わせが当たる。