デスク「JR貨物の車両の組み立て作業でのデータ改竄問題が物流業界に波紋を広げているね」
記者「現場の作業員が工程延長やコスト増加を防ごうとして、貨物列車の車軸に車輪などをはめ込む圧力が基準値を超えても基準値内に収まるように虚偽データ記載していました」
デスク「業績は悪かったの?」
記者「1987年の国鉄分割民営化から30年近く、ずっと赤字。2012年に黒字転換を果たし、今ではトラック運転手不足から貨物輸送に切り替えるモーダルシフトが進み、足元の業績は好調です」
デスク「物流業界への影響は」
記者「ヤマト運輸などの長距離輸送で1日以上の遅配が発生しましたが、貨物専用機を導入していたので、早々に代替輸送を進めたようです。ただ、他はトラック輸送になるので影響が残りそうです」
デスク「1987年の国鉄分割民営化から35年余が経つよ」
記者「今回の不正は14年頃から発生。まさに黒字転換した後です。社員もJR入社組が増えていて民営化の精神を見つめ直す必要があります」