The Foundation for Industrial Development Thai-German Institute(以下、TGI)、モバイル・イノベーション(以下、MI)、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は9月27日、MOU(Memorandum of Understanding:覚書)を締結し正式に協力関係を結んだことを発表した。最先端のロボット工学と生産自動化技術を通じてタイの産業部門を前進させるとしている。

協業の目的

今回の協業は「IoT&AI製造ライン分析プロジェクト」の支援を目指しており、タイの産業部門にフォーカスしたIoTとAI技術の統合拡大の促進および支援や、TGIが技術進歩の最前線を担うためのコアワーキンググループの設立などを進める。

また、生産プロセスに関連するIoTおよびAI技術のナレッジを発信するハブとしての役割や、産業界や教育機関への専門知識の伝達を目的としたセミナーや研修会などの教育活動への取り組みも担う。

各社の役割

この協業において、TGIはスマートファクトリールームの開発と整備、MIと協力して教材や産業起業家のニーズを満たす教育コンテンツを設計るための専任スタッフ割り当て、「IoT&AI製造ライン分析プロジェクト」の一環としてトレーニングやセミナー、コンサルティングを実施する。

MIはトレーニングコースや技術教育を無料で提供するほか、連携に必要な機材・道具・教材の提供、プロジェクトの目的に沿った研修や教育活動を共同で実施する。

NTT Comは展示物品や教材、サービスの提供、セミナーやコンサルティングといった活動支援、サービス内容に関する理解促進を担当する。