KDDIウェブコミュニケーションズは9月25日、RevCommが提供する音声解析AI「MiiTel」の提供を開始することを発表した。同社は通話機能に特化した「通話専用プラン」を独自に提供開始するという。

  • KDDIウェブコミュニケーションズが「MiiTel」の提供を開始する

    KDDIウェブコミュニケーションズが「MiiTel」の提供を開始する

MiiTelは音声解析AIが電話応対の録音や文字起こし、内容の要約、感情分析、話し方解析を自動で行い、電話内容を可視化する。これにより、オペレーターや営業担当者の応対品質向上やノウハウの蓄積が可能。そのため、これまで電話応対の課題とされてきた、顧客と電話応対者が「何を」「どのように」話しているのか分からないというブラックボックス化の改善が期待できる。

また、音声解析AIは会話の重要な部分を抜き出してチーム内での共有も可能で、属人化しがちな電話応対を改善し応対品質の均一化も図れる。応対記録の自動データ化によって、議事録作成などの事務作業が削減されるため、担当者がコア業務へ注力できるようになる。

MiiTelはクラウドサービスのため、PCとヘッドセット、インターネット環境があればどこからでも電話業務が可能となる。安心かつ高品質な通話に加えて、通話内容の録音、CRMや外部SFAなどとの連携、モバイルアプリでの利用ができる。

KDDIウェブコミュニケーションズが提供するMiiTelは、独自に提供する通話機能に特化した「通話専用プラン」と、音声解析AIによる分析などコールセンターのCX / EX化に対応する機能を備えた「フル機能プラン」の2種類を提供。

「通話専用プラン」では、固定電話を廃止してテレワークを推進したい、社内にIT人材が不足していて電話業務のクラウド化が進めにくいといった悩みを解決するという。また電話業務に必須な機能に絞ったプランのため、手頃な料金で一席から利用を開始できる。