ユーソナーは9月24日、企業情報&名刺管理アプリ「mソナー」に、指紋など生体認証でログインする「パスキー認証」を実装したと発表した。同19日に実施した機能アップデートの一環となり、主要な名刺管理サービスでのパスキー方式の導入は初だという。

ユーソナーでは4サービス目となるパスキーの実装

昨今、企業向け名刺管理サービスにおいて、ログインIDやパスワードの管理不備による情報漏えいが発生ししている。同社は、従来から大量の企業情報提供サービスを手がけているため、設計思想においては情報防護の意識が高いものの、ユーザー企業におけるログインID/パスワード管理という運用上の漏えいリスクは残っていたという。

指紋(親指タッチなど)や顔の表情など、ユーザー固有の生体情報を活用した認証方式であるパスキー認証は、ユーザー企業において管理者がID/パスワード管理する手間がなくなり、漏えいリスクの低下が期待できると考え、実装を検討してきた。

  • パスキー設定のイメージ

    パスキー設定のイメージ

登録した生体情報がユーザーのデバイス内にとどまる方式である点など、従来の生体認証方式と異なり、安全性の高い技術となっている。また、経営戦略プラットフォーム「プランソナー」などでもパスキー認証を実装済みであり、今回のmソナー(ガイドソナー)への実装で合計4サービス目となる。