越境EC支援のジグザグ、ライブ配信アプリ「17LIVE」と連携 越境ソーシャルコマースの成長加速

ウェブインバウンド・越境EC支援を展開するジグザグは8月22日、日本最大級のライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」を運営する17LIVEと、越境ソーシャルコマース事業における成長加速化に関する業務連携を開始した。台湾KOLライブ・ソーシャルコマースを活用した販売促進を提案する。

ジグザグは、国内ECサイトの海外販売を支援する越境EC対応サービス「WorldShopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」を中心に、ウェブインバウンド・越境EC支援を展開している。

このほど、17LIVEと業務連携を開始した。17LIVEは、日本最大級のライブ配信アプリ「17LIVE」を運営。8月19日には、独自で契約している1300名のKOLとのマッチングを行う越境ソーシャルコマースプラットフォーム「HandsUP Crossborder(ハンズアップ クロスボーダー)」の提供を開始している。

今回の連携により、日本、および台湾においてライブ配信業界のリーディングプラットフォーム「17LIVE」と、国内ECサイトの海外販売を支援する越境EC対応サービス「WorldShopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」を主力事業に掲げるジグザグとの間で、日本の商品を海外の視聴者に紹介する「越境ECサービス」分野に関するサービスの連携・強化を目指す。

両社の事業やサービスに加え、双方がこれまでに培った越境ECサービス、およびソーシャルコマースやライブコマースに関するノウハウを相互の事業で活用し合うことで、クライアントへ提供するサービス価値の向上およびサービス内容の拡充を図る。

17LIVEの「HandsUP Crossborder」をジグザグの事業にも展開することでサービス範囲を拡充し、将来的にはプロダクトの連携も見据えている。

今回の連携開始にあたり、17LIVE ライブコマース事業責任者 村井宏海氏は、「今回、国内の越境EC支援サービスのパイオイニアであるジグザグ様と業務連携を開始することを大変光栄に思います。『17LIVE』におけるコマース施策『イチナナショッピング』や、ライブコマースソリューション『HandsUP(ハンズアップ)』を展開してきた当社にとって、越境ECにおける豊富な実績やノウハウを有するジグザグ様とのパートナーシップは、事業、およびサービスを拡充し革新的なビジネスを加速する大きな転機になると確信しています。国内のEC市場における停滞が見られるなか、国内事業者様の課題解決に向き合いながら、従来の販売手法やマーケティング手法に捉われない新たな価値を創造してまいります。今後の両社の取り組みに乞うご期待ください」とコメントした。

ジグザグ ウェブインバウンド・エバンジェリスト 取締役 鈴木賢氏は、「タグ1行で228の国と地域へ海外対応している『WorldShopping BIZ』では台湾はTOP5に入る出荷国です。当社でもたくさんのShopが、台湾の人たちにより多くの商品を販売したいと考えています。当社発行の『越境EC・ウェブインバウンド白書2024』での台湾生活者への調査でも、20代の人々の『購入する商品を調べるツール』で60.5%がSNSでした。これだけ見てもソーシャルコマースの成長可能性が高いことが見えてきます。ソーシャルコマースの世界的トップランナーである17LIVEさんと連携を開始することで、日本国内Shopのグローバル化をさらに加速していけるとワクワクしています」と述べた。

8月28日には、今回の業務連携開始を記念した境ECサービスに関する無料オンラインセミナーを「越境ECの売上を飛躍させる次の一手!東南アジアにおけるKOL活用術 」開催し、国内外の事例を交えながら、インバウンド需要の高まりとともに成長を遂げる越境サービスのポイントなどを紹介する。