ECサイトでも希望の商品に素早くアクセスできる機能としてハッシュタグの利用が増加している。サイト内検索ツール「GENIEE SEARCH」を提供するジーニーは8月20日、ECサイトの顧客体験向上を図る新機能としてAIでハッシュタグを自動生成する「AIハッシュタグ機能」を実装したことを発表した。

AIが商品の画像を読み取り、色、形状、利用シーンなどを認識しハッシュタグを生成

「GENIEE SEARCH」(公式Webサイト)

「GENIEE SEARCH」は、企業サイトやECサイト向けに提供するサイト内検索サービスで各種CMS(Contents Management System)やECカートとの連携にも対応。特にEC向け商品検索サービスでは、入力サジェスト機能や絞り込み・商品比較機能、関連キーワード検索などコンバージョンアップを図る様々な機能を提供している。今回、SNSでよく利用されるハッシュタグをAIで生成する新機能「AIハッシュタグ機能」を実装する。同機能は、AIが商品の文字データだけでなく商品画像を読み取ることで、色、形状、利用シーンなどを認識すると共にユーザーのサイト内行動データをもとに検索頻度の高いキーワードを選択し、ハッシュタグを自動生成する。

  • 「AIハッシュタグ機能」利用イメージ(同社資料より)

ハッシュタグはSNS等で操作感に慣れたユーザーがECサイトでも同様に使用して商品検索を行うことが多く、キーワード入力を行わずクリックするだけで求める情報にアクセスできる利便性は高い。ハッシュタグから最近のトレンドや新しい気付きを得るといった利用の仕方をするユーザーも多いため、ECサイトのみならずWebサイトでも積極的に利用したい機能。ハッシュタグはサイト全体に設置可能で、同社によればサイトのあらゆる場所に効果的に設置することで、サイト内の回遊を促進する効果が期待できるという。