Microsoftは7月25日(米国時間)、「July 25, 2024—KB5040527 (OS Builds 22621.3958 and 22631.3958) Preview - Microsoft Support」において、 Windows 11向けの更新プログラム「KB5040527」のプレビュー版を公開した。このプレビュー版はWindows 11 23H2およびWindows 11 22H2 Enterprise、Windows 11 22H2 Educationを対象としており、先日Windows 10向けのリリースされた更新プログラム「KB5040525」での修正内容が含まれている(参考:「Windows 10のアプリクラッシュ問題など修正する更新プログラム「KB5040525」公開 | TECH+(テックプラス)」)。

  • July 25、2024—KB5040527 (OS Builds 22621.3958 and 22631.3958) Preview  - Microsoft Support

    July 25, 2024—KB5040527 (OS Builds 22621.3958 and 22631.3958) Preview - Microsoft Support

KB5040527の主な修正内容

この更新プログラムではKB5040525と同様の修正が行われている。具体的には、Extensible Firmware Interface System Partition (ESP)を備えたデバイスでバックアップが失敗する問題やWindows Defender Application Control (WDAC) のメモリリーク問題、WDACアプリケーションIDポリシー適用時に一部のアプリがクラッシュする問題などの修正が実施されている。

そのほかの主な修正内容は次のとおり。

  • Windows Update Agent API (WUA)の既知の問題: スクリプトからWindows Update Agent APIを使用するとエラー コード0x8002802Bが返される問題を修正。また IUpdateCollectionのIUpdateオブジェクトのプロパティに対してWindowsアップデートのクエリを実行すると結果が空になる問題を修正。
  • Windows Enterpriseサブスクリプションの既知の問題: Windows Professionalからのアップグレードが失敗することがあり、タスクスケジューラのLicenseAcquisitionタスクに「アクセス拒否エラー(エラーコード0x80070005)」が表示されることがある問題を修正。

KB5040527はWindows Update経由でインストールできる。Windows 11 22H2 HomeおよびWindows 11 22H2 Proに関しては2024年10月8日にサポートが終了する予定と伝えており、これらのエディションを使用しているユーザーに対し最新バージョンのWindows 11にアップデートするよう推奨している。