NTTデータグループとクニエは7月25日、同月30日よりIT領域のサステナビリティの診断と改善に向けたコンサルティングサービスを共同で提供開始することを発表した。

サービスの概要

同サービスは、NTTデータグループのIT領域におけるサステナビリティレベル可視化技術およびコンサルテーションと、クニエのITロードマップ策定メソッドにより、企業のIT領域におけるサステナブルなビジネスモデルへの変革を支援するもので、両社は同サービスについて、2年間で30件の契約を目指す。

企業は同サービスを利用することで、自社のIT領域におけるサステナビリティレベルを可視化できるほか、現状のIT戦略を考慮したうえで、サステナビリティ向上のための戦略を策定することが可能になるという。

サービス内容は「IT持続可能性の可視化と分析」「ITロードマップの設計および改善アプローチの提案」の2点で、追加オプションとして「継続モニタリング」「成熟度評価」「エネルギー効率性評価」を提供する。

  • 「サステナブルIT診断コンサルティング」の提供イメージ

    「サステナブルIT診断コンサルティング」の提供イメージ

IT持続可能性の可視化方法

IT持続可能性の可視化方法については、IT目標、ガバナンス、デバイス、アプリケーション、クラウド、インフラの5つの項目に関するインタビューと、147のIT領域に関する網羅的な質問によるサステナビリティレベルの診断、そしてアプリケーションの使用により排出されるCO2量の簡易的算定を通じて行われる。

  • 成熟度モデル評価詳細内容

    成熟度モデル評価詳細内容

今後、両社は同サービスによる診断結果にもとづき描いたロードマップの実現に向けて、IT戦略とガバナンス、デバイスマネジメント、アプリケーション、クラウド、インフラの5領域それぞれで、環境負荷を低減するためのサービスを提供し、顧客に伴走しながらよりサステナブルなIT運用を目指す方針。