newmo、100億円超を資金調達 タクシー・ライドシェア事業を推進

newmoは7月9日、シリーズAラウンドのファーストクローズにおいて、既存投資家を含む複数の投資家を引受先とした第三者割当増資により、100億円超の資金調達を実施すると発表した。今回調達した資金は、タクシー事業者への資本参画、ライドシェア事業の立ち上げの加速に活用する。

newmoは、”利用者視点に立ったサステナブルな地域交通”の実現を目指し、2024年1月に設立したスタートアップ。日本国内では人手不足・高齢化を背景に、バス路線の廃止やタクシー運転手の減少など地域交通の担い手が減少。住民や観光客が移動の手段不足に直面する「移動難民」問題が深刻化している。

newmoはタクシー・ライドシェア事業を通じ、日本各地の移動に関する課題の解決を目指しており、2024年3月には大阪にてタクシー事業を展開する岸交、7月には同じく大阪にてタクシー事業を展開する未来都(みらいと)の経営権を取得。現在までにnewmoグループの保有タクシー車両数は646台と、大阪府内のタクシー事業者では5位の規模となった。

このほど、リーズAラウンドのファーストクローズにおいて、既存投資家を含む複数の投資家を引受先とした第三者割当増資により、100億円超の資金調達を実施する。これによりnewmoの累計資金調達額は120億円超となる。

newmoは、2025年度中に「全国主要地域での展開」「タクシー車両数3000台」「ドライバー数1万人」を目指しており、今回調達した資金を通じ、タクシー事業者への資本参画、ライドシェア事業の立ち上げ、プロダクト開発(運行管理システム、ドライバー向け/利用者向けアプリ)等を加速させるとしている。

今後も”移動で地域をカラフルに" を実現すべく、尽力していく考えを示した。