【導入後の売上平均19.3%向上】売れているECサイトが導入 サイト内検索ソリューション「ユニサーチ」の強みとは?

ユニバーサルナレッジが提供するECサイト内検索ソリューション「ユニサーチ」が、継続してEC事業者からの導入が続いている。導入企業者数は毎年大幅な右肩上がりで増加しているという。井上俊一代表は「『ユニサーチ』を導入すると、必ず商品が売れるようになる。各社の伸び率は提示できないが、『ユニサーチ』導入時後の売り上げは導入前と比較して平均で19.3%ほど伸びている。売れているECサイトはみな『ユニサーチ』を導入している」と話す。井上代表に『ユニサーチ』の詳細と他社との違い、実績などについて聞いた。

<”売れる”検索結果を提示>

――「ユニサーチ」のサービス詳細について伺いたい。

一言で言うと、ECサイト内検索ソリューションだ。これまでのECサイトの検索は単純なキーワードでのマッチのみで、売れ筋に関係のない結果が並んでいたが、ユニサーチではお客様の購買行動によって検索結果が常に変化するというのが大きな違いだ。

「ユニサーチ」には3つの特徴がある。それは主に ①売り上げ向上を支援するAIがあること ②50万語以上の独自同義語、スペル訂正辞書 ③専任のコンサルタントが支援――することなどだ。

――ECサイト内検索ソリューションを提供している企業は他にもいるが、他社との違いはどこにあるのか?

それは「ユニサーチ」はAIによる検索アルゴリズムが秀逸なことだ。顧客企業のECサイトに「タグログ」を埋め込む。そうすると、消費者の購買行動のデータをAIが学習し、リアルタイムで分析する。そして、そこから導き出した、”商品を買う確率の高い検索結果”を提示する。

購買行動のデータがどんどん蓄積されれば蓄積されるほど、企業にとっては良い。さまざまな人が訪れ、さまざまな購買行動が起きることで、”売れる”検索結果を提示する確率が高まる。

<企業から「納得の結果になる」と好評>

――50万語以上の表記ゆれも他社ではあまり見かけない気がする。

ECを運営するのには何一つ困らないところまでカバーしている。これも他社との違いかもしれないが、表記ゆれを学習させるとき、他社だと一般的なウェブページなどから情報を集めたりするが、当社はあくまでも”ECサイト内”のみの言葉から表記ゆれを学習させている。そのため、精度の高い表記ゆれ対策を実現できている。先ほどのビッグデータもそうだが、とにかく学習させて、精度を上げることは、当社が創業以来、何よりも大事にしてきたことだ。

最近では、他社のソリューションから「ユニサーチ」に乗り換えてくれる企業さんも増えたが、多くの企業さんから高評価をいただいている。「納得の良い結果になる」「検索結果の品質が高い」など、光栄な言葉をかけてもらっている。このことこそ、まさに当社が強みにしているビッグデータの活用と、地道な学習の積み重ねが身を結んだと思っている。

<継続率は99.5%>

――成果などについても伺いたい。

「ユニサーチ」導入企業の利用実績で言うと、月間購買金額は約540億円、月間利用者数は約8000万UU、月間APIリクエスト数は約35億3000万、導入後の利用継続率は99・5%を誇る。多くの企業で導入後の売り上げは伸びている。平均して19・3%ほど増加している。

導入企業は大手から中堅、中小ショップまでさまざまな企業から導入いただいている。ヨドバシカメラ、千趣会などは以前から継続利用いただいていて、近年はドゥクラッセ、ダイソー、アイリスオーヤマ、ヨネックス、富澤商店、ビルディなどBtoC ECからBtoB ECまで導入が拡大している。

特別大手ではないとダメかというとそうではない。単品ではなく、1000SKUくらいの商品を持っている企業さんで、売り上げも10億円くらいの企業さんは最適だと推測する。

先日、ボイスレコーダーを購入しようと、ヨドバシカメラのECサイトを利用した。そのとき、検索欄に「ボイスレコーダー」と入力して商品を検索した。検索してみたら、高評価のボイスレコーダーやコメントが多く付いているボイスレコーダーが一覧にずらっと表示された。

それもうまい具合に、1万5000円、8000円、5000円の商品が表示され、予算感に合わせて商品を吟味することができた。

個人的にさらに興味深かったのが、検索の別候補で「ボイスレコーダー ペン」と出ていたことだ。調べてみると、どうやらペン型のボイスレコーダーがあるらしい。ECサイトで商品を購入するときは、「どの商品にしようかな」と必ず迷ってしまう。そのとき、売れている商品、高評価が多く集まっている商品が表示されると安心だ。一消費者からすると気にしていないことだったかもしれないが、ECサイトの裏側(運営)を知ると、驚くこともあるだろう。