日本通信販売協会、定時総会や懇親会を大阪で開催 梶原新会長「足元を見つめ直すことが大切」

公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)は6月28日、大阪のホテルにて第13回定時総会記念会員懇親パーティーを開催した。新会長の千趣会・梶原健司社長のほか、理事のニッセン・住吉淳二らが登壇した。JADMA正会員・賛助会員の約60人が参加した。

新たに会長に就任した梶原社長はあいさつで、「人に優しく、地球に優しく」の軸を強調した。「これからも激しく世の中が変化していくだろう。誰もが安心して通販を楽しめるよう、足元を見つめ直すことが大切だ」(梶原会長)と話した。

乾杯の音頭はJADMA理事・ニッセン取締役BtoB事業本部本部長・住吉淳二氏が担当した。

「いつの時代も企業の存続をおびやかすようなリスクが存在し、幾度と乗り越えてきたからこそ今がある。経営をどうかじ取りしていくか自問自答する機会が増えた。二宮尊徳の『道徳なき経済は罪悪である』という言葉の通り、顧客をないがしろにするような経営はしてはならないと思っている。1社でできることには限界があるため、これからも双方の事業の成長を目的として積極的にディスカッションする機会を持ちたい」(ニッセン・住吉氏)と話した。

懇親会の終わりには、テレ・平野晃弘代表があいさつした。「AI技術と電話を組み合わせた『ボイスコマース(音声通販)』を作っていく。新しい会社なので、JADMA会員の力も借りながら成長していきたい」(テレ・平野代表)と一本締めを行った。