Iqilu、「FuKuMikke AI」のベータ版提供 AIが似合う服を提案、骨格やパーソナルカラーで識別

Iqilu(イキル)は5月28日、服の画像データを骨格やパーソナルカラーで識別するAIのベータ版をローンチした。顧客に似合う服を見つけやすくすることで、アパレルEC事業者の売り上げ拡大に貢献したい考えだ。

「FuKuMikke(フクミッケ) AI」は、骨格やパーソナルカラー診断に基づき、どの洋服がどのタイプに適しているのかを識別し、顧客に似合う服の提案につなげるAIサービス。タグを使った「カテゴリー作成機能」と、商品ページで顧客に対する「似合う度」を可視化した「似合うか判定機能」を提供する。

▲骨格・パーソナルカラーでフィルターをかけたカテゴリーページ

人に対する骨格やパーソナルカラー診断のコンテンツは多く、自分のタイプを知っている人が増えている反面、自分のタイプに合わせた服の判別はつきにくい。「結局どれを着ればいいのか」といった悩みを解決するため、洋服の骨格やパーソナルカラーを判別し、顧客に「似合う」商品を選びやすくするという。

▲商品ページで最後の似合うか確認機能

「自分に似合わない服は購入しても着なくなってしまうことも多い。顧客に似合う服を提案することで、長期目線でブランドに対する愛着を高めることにもつながるだろう」(會澤茉那代表)と話した。

「FuKuMikke AI」の具体的な効果は検証中としている。

「ポップアップストアで骨格・パーソナルカラー診断士による診断とその結果に合わせた洋服を提案する別サービス『FuKuMikke Pop-up』では来店率向上と売上高の確保に効果があった。『FuKuMikke AI』も良い結果が出るのではないかと思う。1年後に100サイトの導入を目標としている」(同)と話した。