テモナ、他社ECカートからの「乗り換え応援プラン」提供 初期費用・データ移行料が無料に

EC事業支援サービスを提供するテモナは6月27日、他社サービスを利用中の企業に対し、自社のECカートシステム「たまごリピート魂」または「サブスクストア」が、データ移行無料・システム初期費用無料で利用できる「乗り換え応援プラン」の提供を開始した。他社のカートシステムでの課題解決を支援し、運用面・費用面の両軸でEC事業をサポートする。

テモナが提供を開始した「乗り換え応援プラン」は、すでに他社サービスを利用中の企業が、テモナの提供するECカートシステムにデータ移行料、初期費用無料で加入できるサービス。

事業者は、ネット通販における定期購入や頒布会などのリピート通販専用システム「たまごリピート」のグロースサービスで、ECサイトの注文管理や自動決済、ステップメールなどリピート通販に必要な管理業務の全てに対応する「たまごリピート魂」と、「ネットショップ(サブスクリプション)」事業における販売・顧客・入金・在庫などの管理に加え、販売促進やメール送信なども一元的に管理できるクラウド型システム「サブスクストア」の2サービスからどちらかを選択して乗り換えできる。

データ移行料、初期費用が無料になるほか、ECサイト運用には欠かせない、不正利用防止サービス「ECield」、CVR向上に貢献できるチャットボット型カート「テモチャ」の利用料もあわせて割引する。

事業規模がある程度大きく(年商4000~5000万円超)なってくると、ビジネスとして事業化の目途がたち、新たな投資が行いやすくなることで、作業の分業化や物流のアウトソーシング、商材やターゲットごとの複数店舗展開なども視野に入ってくる。販売データや顧客データを活用してリピート顧客を増やすことで、年商数億円規模を目指す事業拡大に向けてアクセルを踏み込むタイミングと言える。さらに年商がそれ以上の規模(年商8000万円~1億円超)の企業においても、事業ごとのブランディング強化や固定費の見直し、外部サービス連携、顧客分析のためのデータ抽出など、顧客体験の向上と運用効率化による事業拡大の為のさらなる一手を模索するタイミングと言える。

EC企業各社の事業内容やタイミングにより、利用中のシステムに求めることは変化し、「売上の停滞や鈍化(費用の見直し)」「事業拡大によるオペレーションスピードの低下(顧客ごとの個別割引設定などの運用負荷増大)」「利用シーン多様化への対応(SMSログインやチャットボット型カート導入など)」「返品処理、出荷データ送付処理など、RPAの推進」「システム老朽化やニーズ変化による使いにくさ」「機能不足や他システムとの連携のしにくさ「セキュリティ上の懸念」「サポート対応への不満」といった事業課題が生じてくる。

テモナは、「たまごリピート魂」や「サブスクストア」の利用により、こうしたさまざまな事業課題を解決できるとし、「乗り換え応援プラン」の提供により利用を広く促進することで、他社カートシステム利用時の課題解決を支援し、さらなる事業拡大に貢献する考えを示した。