Search Engine Landは6月25日(米国時間)、「Google dropping continuous scroll in search results」において、Googleの検索結果の連続スクロールが廃止されると報じた。連続スクロールはユーザーが検索結果の最初のページをスクロールすると自動的に次の結果が読み込まれる機能。2021年10月にモバイル検索で導入され、2022年12月にはデスクトップ検索でも導入されている。

  • Google dropping continuous scroll in search results

    Google dropping continuous scroll in search results

Googleが検索結果の読み込み方式を変更

2024年6月25日からGoogleのデスクトップ版の検索結果で連続スクロールがオフにされていることがわかった。デスクトップ検索での連続スクロールが開始されてから約1年半で機能が廃止されたことになる。Googleの広報担当者はSearch Engine Landに対し、今後数カ月以内にモバイルでも同様の対応を行うと伝えている。

Googleによると、この変更はユーザーが明示的に要求していない結果を自動的に読み込むのではなく、検索でより速く検索結果を提供できるようにするために行われたという。また 、より多くの結果を自動的に読み込むことで、Google検索の満足度が大幅に高まるわけではないことがわかったためとも述べている。

ユーザーエクスペリエンスの変化としてデスクトップ検索ではページ下部に「次へ」ボタンが表示され、モバイル検索では「その他の結果」ボタンが表示される。今後はユーザーが手動で次のページへ進むためにボタンをクリックまたはタッチする必要がある。

この変更により、ユーザーの検索体験に影響を及ぼすことが懸念されている。連続スクロールの廃止により検索者が次のページへ進む際にワンアクションが必要となり、これがWebサイトへのトラフィックに影響を与える可能性が指摘されている。特に、検索者が2ページ目に進むかどうかが重要とされ、Google Search Consoleのデータも影響を受ける可能性が予想されている。