セコムは6月25日、同社のセキュリティシステムとロボットを連携させ、店舗やオフィスの警戒状態を解くことなく清掃ロボットなど無人時に作業を行うロボットを稼働させるための相互連携規格を確立したことを発表した。6月から運用を開始する。

  • 相互連携企画のイメージ

    相互連携企画のイメージ

今回確立したセキュリティシステムと清掃ロボットの相互連携規格「SECOM AZ Certified」は、ロボット活用に適したセンサー配置などのセキュリティプランニング、ロボットの動作状態に応じてセキュリティシステムが適切な警戒状態をとるための連携プロトコル、ロボットが清掃している間に侵入や火災が発生した際のセキュリティシステム運用などについて定めている。

この規格により、店舗やオフィスでセコムのセキュリティシステムが警戒状態にある中において、清掃開始時刻になると清掃ロボットとセキュリティシステムが連携して必要な警戒状態を維持しながらも、警備用センサーによる清掃ロボットの誤検知を防ぎながらロボットが清掃を行えるようになる。またオプションとして、システムセキュリティ「AZ」および「AZ-Air」の専用アプリを利用することで、清掃作業正常終了や中断などの通知を受け取ることもできる。

セキュリティシステムと相互連携規格「SECOM AZ Certified」対応した清掃ロボットを連携させることで、ロボット清掃に立ち会わなければならない人員や労働時間が不要となるため、清掃業務にかかわる人手不足解消や無人化が図れるとのことだ。