イーシーキューブ、大規模EC向け「EC-CUBE Enterprise Infrastructure」提供 高いセキュリティ・可用性・アクセスに対応

EC構築オープンソース「EC-CUBE」を提供するイーシーキューブは7月1日、大規模EC向けサービスの第1弾として、「EC-CUBE」の性能を最大限発揮するための高セキュリティ・高可用性・高アクセスへの対応が可能な運用環境「EC-CUBE Enterprise Infrastructure」の提供を開始する。「EC-CUBE」における大規模で複雑なEC構築のニーズに対応する。

イルグルムの連結子会社イーシーキューブの提供する「EC-CUBE」は、2006年9月の公開以降、2009年には日本No.1 EC構築オープンソース、2020年11月には月商1000万円以上のネットショップ利用店舗数でNo.1に認定されたECオープンプラットフォーム。

オープンソースだからこそのソースコードの自由なカスタマイズや、簡単に機能追加できるプラグイン、外部サービスや企業の基幹システムとの連携を可能にするWeb API等による高いカスタマイズ性に加え、ベンダーロックインされることなく自社デジタル資産を核として継続的な事業推進を実現できるなど、自社独自のプラットフォーム構築で競争優位性の創出を強力にサポートできる。

イーシーキューブは、その基盤を支えるセキュリティ支援として、徹底した情報公開方針のもと、絶えず変化するコンプライアンスニーズや自社のセキュリティ要件に合わせたセキュアな事業運営ができるよう、「アプリケーション」「環境」「人」を軸とした三位一体のセキュリティ支援を行っている。

7月1日には、高セキュリティ・高可用性・高アクセスに対応可能な大規模EC向け運用環境「EC-CUBE Enterprise Infrastructure」の提供を開始する。高い継続稼働能力、こうアクセス時の性能維持、高いセキュリティ品質、高品質のソースコード、高水準の運用環境の5つの特徴を備える「EC-CUBE Enterprise Infrastructure」を利用することで事業者は、無限のカスタマイズ性を持つEC構築オープンソース「EC-CUBE」を最適な環境で安心安全に運用できる。

▲「EC-CUBE Enterprise Infrastructure」の特長

昨今のDX需要の高まりから、イーシーキューブの相談窓口には大規模で複雑なEC構築相談が増加。この要望に応えるため、「EC-CUBE」の開発元企業としての強みと、EC構築・運営支援を行っていた旧EC-CUBE Innovationsとの会社統合による強みを活かし、大規模EC向けに構築からシステム運用まで一気通貫でサポートする垂直統合モデルサービス「EC-CUBE Enterprise」の開発に注力してきた。

このほど、「EC-CUBE Enterprise」サービスの第1弾として、大規模ECとして特に需要が高かった高セキュリティ・高可用性・高アクセスに対応した運用環境「EC-CUBE Enterprise Infrastructure」のリリースに至ったとしている。

今後も「EC-CUBE Enterprise」は、「EC-CUBE Enterprise Infrastructure」を土台として、大規模ECで需要が高い機能である「モール対応」や「多言語対応」パッケージの開発・提供を予定している。その他、「B2B対応」や「越境EC対応」といった需要が高い機能も要望を踏まえ企画を進めていくとしており、一気通貫のサービス提供に向け、引き続き開発を進めていく考えを示した。