スクロール360、東京・千葉に「コールドセンター」開設 関東圏でも食品EC物流支援を強化

EC・通販事業者への高付加価値ワンストップソリューションを提供するスクロール360は6月20日、関東エリアにおいて、「東京コールドセンター」「千葉コールドセンター」を開設し、食品EC物流に対応した冷凍冷蔵・定温倉庫の拠点を拡大した。食品EC事業者の売上拡大を支援する。

スクロールの子会社であるスクロール360は、スクロールのノウハウ・実績をもとに、フィルフィルメント業務(物流代行・受注代行・決済代行)から、マーケティング支援(EC運営代行・集客・CRM)、通販システムの開発まで、シームレスな連携でEC・通販事業者をサポートしている。

かねてより、北海道の「千歳センター」と静岡県の「東海コールドセンター」において、食品EC物流を支援しており、このたび、関東エリアに「東京コールドセンター」(東京都江東区)、「千葉コールドセンター」(千葉県市川市)を開設した。坪数は、両センター合計で約4140坪、冷蔵・冷凍・定温・常温4つの温度帯に対応する。

基本的な工程(4温度帯の保管・ピッキング・梱包・出荷)だけではなく、ギフト対応などの商品の付加価値向上につながる工程から、季節要因による物流波動への対応、販促物の同梱、流通加工にも対応でき。出荷期限管理など、食品の取り扱いにおいて重要な工程も含め、煩雑となりやすい庫内オペレーションの引き受けが可能。厳格な温度管理が求められるワインをはじめ、アイス・スイーツ・海産加工物・おせち・レトルト食品など、ありとあらゆる食品商材にも対応する。

冷凍食品の需要が年々高まるなか、市場の拡大とともにEC化率も高まっている。このようななか、食品EC物流には課題が多いとされ、自社にも課題に直面するEC・通販事業者からの冷凍冷蔵食品に関する問い合わせが多く寄せられているとし、食品EC拠点の拡大を図った。

自社の特長として掲げる「CRM物流」はそのままに、さまざまな販売形態に対して支援することにより、食品EC事業者の売上拡大に貢献を目指す。

今後も食品EC物流に対応した冷凍冷蔵倉庫の拠点拡大を速やかに進めていくとともに、マテハン導入やアライアンス企業との連携強化を進め、食品EC事業者向けのサービス機能の拡充を積極的に推進していく考えを示した。