AVITA、ECへの導入強化 アバター接客で購入を後押し

アバターオンライン接客サービスを提供するAVITA(アビータ)は、ECサイトへの導入を強化している。2024年5月に開設した三重県の特産品を販売するECサイトも好調だ。今後もアバターを活用し、ECサイトで扱う幅広い商品の購入を後押ししたい考えだ。

 

三重県の特産品を販売するECサイト「よなこる」では、アバター(オペレーター)を呼び出し、商品の詳しい説明やお薦めなどを聞くことができる。

 

「対応は現地のスタッフが交代制で行い、地域のことなども話すことができる。商品の背景を知ることが購買の後押しになるだろう」(カスタマーサクセス部部長・中田竜平氏)と説明した。

 

「よなこる」のアバターは伝統的な衣装を着用し、商品以外でも地域の魅力を発信する役割を持つ。

 

「よなこる」では、配送や支払い方法などの一問一答で回答できることはAIチャットで自動応答し、問い合わせ対応の効率を上げている。

 

「時間や場所の拘束なく顧客の対応することで、人手不足を解消しながら売り上げの向上に貢献できると思う」(同)と話した。

 

同社はエートゥジェイが提供するECカートシステム「メルカート」と標準連携している。今後もEC業界において、高価格帯商材や相談や診断が伴うものなど、接客により売り上げの増加や、満足度の向上が見込める商材の販売に広く展開していきたい考えだ。