BetaNewsは6月17日(米国時間)、「 Yes, Microsoft Cross Device Service is causing high CPU usage in Windows 11; no, there is no fix」において、Windows 11 InsiderビルドでCPU使用率の上昇問題が発生中だと伝えた。Windows 11を利用している一部のユーザーでCPU使用率が通常よりも高くなっていることが明らかとなった。
Insiderビルド限定の問題、Windows 11でCPU使用率が異常上昇
この問題の原因はMicrosoftによって特定されており、現在影響を受けているのはWindows 11のInsiderビルドのみであることが確認されている。Insiderビルドは新機能のテストやバグ修正のために提供されているため、一般ユーザーが使用する正式リリース版のWindows 11に影響は出ていない。この問題を解決するための修正プログラムはまだ提供されておらず、修正のリリース時期は未定とされている。
発見されたバグに対して多くのユーザーからCPU使用率が急上昇したとの苦情が寄せられており、問題の根源はクロスデバイスサービスにあるとされている。このサービスはWindows 11のPhone Linkアプリに関連しており、Microsoftがこのアプリに新機能を追加する作業を進めているためと推察されている。
BetaNewsは問題の影響を受けたユーザーに対していくつかの回避策を提案している。まずWindows Insiderプログラムの使用を中止し、安定したリリースバージョンのWindows 11を使い続けることが推奨されている。また、クロスデバイスサービスを無効にする方法も提案されている。ただしこちらの回避策を選んだ場合、なんらかの副作用が生じる可能性があるという。