アジレント・テクノロジーは6月19日、食品および環境市場を対象に、高い精度と感度を提供するトリプル四重極GC/MS「Agilent 7010D(7010D GC/TQ)」を発表した。

同製品は同社の7010トリプル四重極GC/MSシリーズの最新モデルであり、新たな超高感度イオン源(HES 2.0)を搭載することで、アトグラムレベルの感度と高い堅牢性を実現。また、SWARMオートチューンとアーリーメンテナンスフィードバック(EMF)といったインテリジェンス機能の搭載による分析ワークフローの合理化によって、予想外のダウンタイムを低減できるという。

さらに、環境に配慮した製造手法であることを示す「My Green Lab」のACT(Accountability=説明責任、Consistency=整合性、Transparency=透明性)ラベルも含まれているほか、付属しているMassHunter Acquisition 13.0ソフトウェアは、新たなインタフェースとコンプライアンスツールによりユーザーエクスペリエンスが向上され、データインテグリティの管理や、各種コンプライアンスガイドライン(FDA21 CFR Part11、EU Annex 11、GAMP5など)への準拠が可能だという。

  • トリプル四重極GC/MS「Agilent 7010D(7010D GC/TQ)」の外観

    トリプル四重極GC/MS「Agilent 7010D(7010D GC/TQ)」の外観 (提供:アジレント)