ネットプロテクションズ、九州カード、Jペイメントサービスと提携 両社加盟店のEC販路拡大を支援

ネットプロテクションズは6月14日、九州カード、およびJペイメントサービスと業務提携契約を締結した。自社の提供する後払い決済サービスを通じて、両社加盟店のEC販路拡大と、請求業務の負荷削減によるさらなる事業成長を支援する。

ネットプロテクションズは、通販利用者向けの後払い決済サービス「NP後払い」、通販・実店舗ともに使える後払い決済サービス「atone」、訪問型の役務サービスで使える後払い決済サービス「NP後払いair」に加え、買い手企業への与信から請求書発行、代金回収までの決済・請求業務全てを請け負企業間取引(BtoB)向けの後払い決済サービス「NP掛け払い」を提供している。

このほど、九州カード、およびJペイメントサービスと業務提携契約を締結した。九州カードは、西日本フィナンシャルホールディングスのグループ会社で、クレジットカードサービスを提供。地方銀行系カード会社において取扱高1位と九州エリアを中心に大きな支持を集めている。

Jペイメントサービスは、九州カードとNTTデータが共同出資して設立した決済代行会社で、クレジットカード、QRコード、電子マネーなどの決済手段を利用でき、実店舗とインターネット決済をまとめて精算できる決済代行サービスを提供している。

本提携により、九州カード、およびJペイメントサービスは加盟店に対し、既存の商材に加えて、ネットプロテクションズの後払い決済4サービス(NP後払い、atone、NP後払いair、NP掛け払い)の提案が可能となる。

一方、ネットプロテクションズは、九州カード、およびJペイメントサービスが持つ、銀行を中心とした顧客基盤を活用し、後払い決済サービスを導入する加盟店の拡大を図ることできる。

九州カード、およびJペイメントサービスが主な営業拠点としている九州エリアは、化粧品や健康食品を中心としたEC通販が盛んであり、全国圏へのEC販路拡大に向けた顧客取り込みのニーズが増加している。また、福岡を中心にスタートアップ企業の推進が進んでおり、グロース期の企業における請求業務の負荷増大が課題となっていることから、今回の業務提携に至ったとしている。

九州カード、およびJペイメントサービスの加盟店は、自社のECサイトにネットプロテクションズの後払い決済サービスを導入することで、後払い決済での支払いを望むユーザーの取りこぼしを防ぎ、売上向上が期待できる。また、企業間決済サービスの導入により、与信審査、請求書作成・送付、回収/督促など企業間取引における請求業務の負荷を削減できる。

ネットプロテクションズは、まずは九州カード、およびJペイメントサービスの加盟店を対象に後払い決済サービスの提案を行い、自社の後払い決済サービスのさらなる展開を目指すとともに、今後も強固なパートナーシップのもと、さらなる協業の可能性を検討していく考えを示した。