サイバーセキュリティ企業の米Splunk(スプランク)は6月11日(米国時間)、同社の製品ポートフォリオ全体にAI(人工知能)ソリューションを導入すると発表した。導入企業の定型業務の自動化につなげる。

2023年7月に発表した同社の生成AI「AI Assistant」の機能を追加する。AI Assistantの一般提供を開始し、ユーザーが自然言語(英語)を使って、スプランクの検索用言語であるSPL(Search Proccessing Language)を操作することで、クエリの提案、説明、詳細などを得ることができるようになるという。

  • 米スプランクは6月11日から14日まで、米国ラスベガスで年次カンファレンス「Splunk .conf24」を開催している

    米スプランクは6月11日から14日(現地時間)まで、米国ラスベガスで年次カンファレンス「Splunk .conf24」を開催している

セキュリティ製品にもAI Assistantを導入する。同社の脅威インテリジェンスツール「Splunk Enterprise Security」にAI機能を組み込むことで、ユーザーであるセキュリティ担当者は、調査や日常業務のワークフローを迅速化できるとしている。アナリストのガイダンスで調査プロセスを効率化したり、インシデントデータを要約したりすることが可能だ。

加えて、インシデントを予測して対応するためのIT管理ソリューション「IT Service Intelligence(ITSI)」向けの新しいAI機能として、設定プロセスの合理化と運用効率の最適化を目的とした「Configuration Assistant」、KPIの「Drift Detection」、より精度の高い検出のためのエンティティレベルの「動的しきい値」といった新機能も新たに追加する。

スプランク AI部門責任者兼ヴァイスプレジデントのハオ・ヤン氏は「AIはスプランクの戦略における要であり、当社のセキュリティソリューションとオブザーバビリティ(可観測性)ソリューションの機能を一層強化するもの。高度なAIテクノロジーの統合をさらに改善し、信頼性と安全性の高いITを提供し続けることを目指す」とコメントしている。