Microsoftは現地時間2024年6月9日、Azure Logic Apps用Azure OpenAIコネクターおよびAI Searchコネクターの一般提供開始を公式ブログで報告した。Azure Logic Appsはクラウドベースのプラットフォームで、ほぼコードを書かずに作業工程の自動化を実現できる機能の一つ。ここから各AI(人工知能)機能を呼び出すことで、カスタマーサポートやドキュメント処理の自動化、コンテンツの自動生成が可能になる。
たとえばAzure OpenAIコネクターは、埋め込みや要約、チャットなど、AIアプリケーションを作成する上で必要な機能を提供する。一方、Azure AI Searchコネクターは、高度なベクター検索操作とハイブリッド検索操作でデータ取得を強化している。両者は構造化および非構造化データをドキュメント、PDF、json、テキストなど各形式で取り込み、取得可能だ。Microsoftは「1,000を超えるコネクターを備えたAzure Logic Appsは、AIの統合を簡素化し、検索拡張世代(RAG)アプリケーションの開発を可能にする。このシームレスな統合により、ビジネスプロセスの機能とインテリジェンスが強化され、アプリケーションの革新性と効率性の両方が保証される」と先のブログで述べている。