陶磁器の製造販売を行う白山陶器は2023年から、現代のライフスタイルに寄り添った陶磁器を新しいECサイトで展開している。
窯元として1779年からの歴史がある。現在は「使いやすく生活の中になじむ」ことをコンセプトにした陶磁器を製造販売している。「時代やライフステージの変化によって、食卓に並ぶものが変わる。常に生活者として暮らしを見つめ、新たな発想や視点でものづくりに臨んでいる」(同社)と言う。
ロングセラーはもちろん、シリーズ商品を積極的に展開する。軽食やコーヒーの場面に合う「TINT」、ビール用のタンブラー「HOURS」など、生活シーンに合わせて選べるようなラインアップをそろえている。
また、会員制度を設けて、会員限定のポイントキャンペーンも実施する。キャンペーンはECサイトのほか、長崎と東京に構える2つのショールームとともに展開している。ECサイトでは、会員限定の特典としてラッピングにも対応し、ギフト需要を捉える。
▲会員限定のポイントアップキャンペーン
ショップがセレクトした「ギフトセレクション」も用意しており、祝い事や引き出物など、幅広い用途で使いやすくしている。
新生活や父の日など年間を通じて、器の作り手としての視点で商品の選び方を解説している。
今後もユーザーのライフスタイルに合わせた陶磁器を開発していく。「使いやすく、愛着に応えるデザインとは何かを問いながら、器をつくる全ての工程を自社で担い、作り続けていく」(同)としている。