MEGUMI監修ブランド「Aurelie.」が始動 開発経緯から販売戦略まで聞いた

イングリウッドの連結子会社で化粧品や健康食品をネット販売するアミノセルス製薬は5月29日、タレントで女優のMEGUMI(メグミ)がプロデュースしたスキンケアブランドを発売した。MEGUMI自身に加え、インフルエンサーによるPRを展開し、肌トラブルに悩む女性へブランドの認知拡大を図る。

ブランド名は「Aurelie.(オレリー=フランス語で輝く)」。MEGUMIが商品の企画から開発まで携わった。

ブランド開発の経緯について、「MEGUMIさんは2023年に美容に関する本を出版し、30代の女性から支持を集めている。MEGUMIさん自身もこれまで1000種類以上の美容法を試してきた。MEGUMIさんと、商品開発・販売力に優れた当社が組むことで、より良い商品を世の中に提供できると思った」(品川悠輔代表)と話す。

新ブランドでは、クレンジングウォーター、フェイスウォッシュ、ローション、リッチセラム、ナイトクリームと、洗顔から保湿、睡眠時のケアまでをカバーする5商品を取り扱う。

▲MEGUMIプロデュースの「Aurelie.」

スキンケア商品は数多く存在するが、他社との差別化について、「保湿を軸にした植物性幹細胞エキスを入れていること、香り、今までのMEGUMIさんの知識と当社の商品企画力が違いになっている」(同)と言う。

幹細胞エキスを使用している他社商品もあるが、「美容成分とテクスチャーのバランスを保つのが難しい。香りを多く入れるとテクスチャーがゆるくなり、肌への密着感が失われたりする。新ブランドでは、使用感と香り、成分をこのバランスで仕上げたことが大きい」(同)と強調する。

商品のPRは、ブランドの顔であるMEGUMIによるSNSでの発信のほか、インフルエンサーを活用した情報発信も行っていく計画だ。MEGUMIのスキンケアに関する考え方や「Aurelie.」に共感するインフルエンサーとともに、情報の発信に注力する。

現在はECサイトでの販売が中心だが、今後はオフラインへの展開も検討している。将来的に海外販売も視野に入れているという。

「『Aurelie.』をアジア圏にも広げていきたい」(同)との展望を話す。