Tealiumはこのほど、米Snowflakeの「Snowpipe Streaming API」にシームレスに接続し、顧客データ収集とアクティベーション(有効化)機能を提供する最初のCDP(Customer Data Platform)の1つであることを発表した。

Snowflakeと連携することで、TealiumのCDPは低遅延の顧客行動データを「Snowflake Data Cloud」に取り込むプロセスを合理化し、分析、AI、Customer 360(顧客に関するすべての記録データを含む、単一の統一された顧客プロファイルを構築する)イニシアチブを強化し、企業が顧客により良いサービスを提供し、顧客との関わりを深められるよう支援するという。

TealiumとSnowpipe Streaming APIの連携により、企業は効率的にデータの取得、処理、分析、有効化ができるようになり、企業は価値の高い洞察を引き出し、パーソナライゼーションを強化して、データにもとづく意思決定をおこない、最終的に成長と顧客満足度を促進することができるとのことだ。

ユースケースとしては、Snowflakeで強化されたIDデータを活用し、一元化された実用的なカスタマービューを構築してリアルタイムのエンゲージメントの強化、データインフラストラクチャ全体にわたってAIイニシアチブを推進し、有効化するという。

また、データの整理・統合にかかる時間を最小限に抑え、戦略的で高品質な洞察を得られるほか、同意にもとづいたデータ収集と有効化を可能にし、顧客のプライバシー設定を行動プロセス全体にわたって尊重することで規制リスクを軽減。さらに、測定とデータにもとづく意思決定を向上させることで、ROI(投資利益率)を高め、ビジネス目標を達成するとしている。