船橋屋、店舗やECで「藤まつり」と連動 新商品発売し売上拡大へ

くず餅の製造や販売を行う船橋屋は亀戸天神の「藤まつり」に合わせて、3種類の新商品を発売した。”東京一の藤の名所”として毎年多くの観光客が来訪するイベントに合わせて、新商品を販売することで、売り上げ拡大とブランドの認知拡大を図る。

「食べ歩きカップくず餅(藤)」「天神藤あんみつ」「藤のおしるこ」を発売した。3種類とも亀戸天神前本店で販売したほか、「天神藤あんみつ」は自社ECサイトでも販売した。ECサイトでも取り扱うことで、来店者からのリピート購入にも対応した。

商品を開発した経緯について、「船橋屋は1805年の江戸時代に亀戸天神の境内にて創業した。現在では亀戸天神近辺に本店を構えているが、創業当初からのご縁もあり、藤まつりを盛り上げていくための施策として藤スイーツを提供している。今回、全商品を”藤の花”をイメージして仕上げた」(戦略企画部 広報室 猪瀬七夏氏)と話す。

「天神藤あんみつ」のPRとともに、「藤まつり」のPRも自社の公式ホームページや自社ECサイトにて発信した。「セットで発信することによって相乗効果が期待できる」(同)と話す。

このほか、メルマガや公式LINEにおいて、商品情報を配信したり、SNSの投稿にも注力した。公式Xでは、「藤まつりを盛り上げようプレゼントキャンペーン」を実施した。

「藤まつりを盛り上げようプレゼントキャンペーン」は、船橋屋の公式Xアカウントをフォローし、リツイートすると「飲むくず餅乳酸菌」のセット商品を10人にプレゼントする内容だ。

第1弾ではハッシュタグ「亀戸天神藤まつり」を付けて引用リツイートした人、第2弾では「船橋屋の商品写真」とハッシュタグを付けて「船橋屋との思い出」を投稿した人の当選率がアップする仕組みにした。

多くの人に「藤まつり」や「藤スイーツ」について認知してもらうことで、ECサイトでの購入につながるような施策の展開に注力した。