SCSKは5月21日、プライベートクラウドサービス「USiZE」に、Rubrik Japanが提供する「RubrikSecurity Cloud」と連携した「ランサムウェア対応サービス」を提供開始すると発表した。
プライベートクラウドサービス「USiZE」とは
同社は今年4月、クラウドサービス「USiZE」の位置づけと方向性を再定 義し、リニューアルした。
新たなUSiZEでは、「SCSKが提供するプライベートクラウド」と位置づけ、「ソブリンクラウド」「ハイブリッドクラウド」軸に、関連するサービスの強化・拡充を図る。ソブリンクラウドとは、情報セキュリティや法令順守の担保に加え、他国の法令の影響を排除し、データ主権を担保したクラウドサービス。
「ランサムウェア対応サービス」の概要
「ランサムウェア対応サービス」は、バックアップ侵害検知とバックアップ保持・仮想マシン隔離の2つのサービスを提供する。
バックアップ侵害検知
バックアップ侵害検知サービスは、ランサムウェアによる攻撃の疑いを検知した際に、電話やメールで通知する。通知を受け取ったユーザーは、 USiZEの機能を利用して攻撃の封じ込めやバックアップの停止、バックアップデータの保持を行うことが可能。価格は月額10万円。
バックアップ保持・仮想マシン隔離
バックアップ保持・仮想マシン隔離サービスは、ランサムウェアによる攻撃の疑いを検知した際に、ユーザーが手動で対応する必要があるバックアップの実行停止、バックアップデータの保持、ネットワークの遮断を自動で行う。今年8月中のサービス開始が予定されている。