サーバーワークスは5月14日、AWS(Amazon Web Services)資格に関する調査結果を公表した。調査は全国に住む20歳以上の企業に勤めるエンジニアに業務でAWSを利用していると回答した269人を対象に3月28日~4月4日の期間で実施し、AWS資格についてまとめたものとなる。
調査結果によると、対象のエンジニアのうち半数近くが何らかのAWS資格を取得しており、最も取得割合が高かったのは「AWS Certified Cloud Practitioner」で22.3%となった。
また、取得予定の AWS資格を尋ねたところ、約半数が何らかの資格取得に向けて勉強中もしくは検討中と回答し、最も多かったのは「AWS Certified Solutions Architect - Associate」となった。
AWS資格取得者と取得に向けて準備・検討しているエンジニアに、資格に向けた準備について尋ねたところ、最も多かったのが「AWSが提供するAWS Skill Builderを活用」で47.1%、続いて「AWSが提供するクラスルームトレーニングに参加」で41.4%となった。
AWS資格取得済みのエンジニアに取得してよかったと思うかを尋ねたところ、97.4%が「とてもよかった」もしくは「まぁよかった」と回答し、資格取得による効果については「業務に役立った」「スキルアップにつながった」の回答がいずれも46.2%、「希望のポジションにつけた・プロジェクトに配属された」が39.5%となった。「わからない/特にない」の回答はわずか0.8%で、ほとんどのエンジニアが資格取得に具体的な効果を感じていることが判明した。
一方、年収の関係性を調べたところ、AWS資格取得者の方が高年収の割合が高いことがわかり、資格取得者では年収が600万円以上の割合が53%で過半数であるのに対し、資格を持っていない人では600万円未満の割合が62%となった。資格取得者は未取得者に比べて、1200~1500万円未満の割合が高いこともわかった。
さらに副業の関係性について調べたところ、AWS資格取得者のうち77.3%が副業をしていると回答し、副業も資格取得者の高年収の要因となっている可能性があるという。