米Red Hatはこのほど、Linuxプラットフォームの最新バージョン「Red Hat Enterprise Linux 9.4」の一般提供を開始した。同製品では、ハイブリッドクラウドの複雑さを適切に管理するための機能の追加と改善が行われている。

Red Hat Insightsにプロアクティブなガイダンス導入

Red Hat Insights Image Builderは、Red Hat Enterprise Linuxに基づいてSOEイメージを作成する際の推奨事項と情報をプロアクティブに提供する。

また、Insights Image Builderは、Red Hat Enterprise Linuxのバージョンに関連するライフサイクル情報を強調して表示するため、システム管理者と運用チームはライフサイクルのマイルストーンを認識し、アップグレードを準備できるようになる。

Ansible Content Collectionsの機能を強化

Red Hat Enterprise Linuxのシステムロールである、一般的な管理タスクの設定と起動に役立つ、デプロイ対応のAnsible Content Collectionsが拡張されている。

例えば、rpm-ostreeによるエッジでのシステムロールで、製品対応のコンテナワークロードをデプロイするためのPodmanなど、エッジでのオペレーティング・システム・レベルのタスクを自動化できる。

fapolicydシステムロールは、大規模なアプリケーション実行の許可または拒否を自動化して、潜在的な侵害のエスカレーションにおける人的ミスの可能性を排除する。