オンラインプログラミングスクール「テックアカデミー」を運営するキラメックスとLINEヤフーは4月23日、香川県と連携して県内におけるデータ人材やAI人材の育成を支援することを発表した。
キラメックスとLINEヤフーが人材育成を支援
この取り組みは香川県が主催する「データ分析・ChatGPT人材活用講座」の運用企業を公募する中で、キラメックスが業務委託契約を締結し採択されたもの。LINEヤフーとキラメックスが共同で運営するリスキリングプログラム「LINEヤフーテックアカデミー」を通じて、データ分析や生成AIを実務で活用するためのノウハウを香川県に提供する。
キラメックスらは23日から30人を上限に募集を開始する。7月8日から開始する本講座では、職種を問わずに完全未経験から約3カ月でデータ分析や生成AIを理解して、実務で活用するために必要なスキルを習得できるカリキュラムを実施するという。
学習内容
受講生は約12週間(約3カ月間)で「データ分析コース」および「ChatGPTコース」の2コースを学ぶ。受講期間中はチャットサポートでいつでもメンターに質問でき、学習の継続を支援する。
「データ分析コース」は7月8日~9月1日までの約8週間でデータ分析の基礎的な考え方を身に付け、実践での活用までを学習する。Excelを利用したデータ分析手法の理解やRPA(robotic process automation)を利用した作業の自動化などが学べるという。週に2回、キラメックスと契約する現役エンジニアの専属メンターとの1on1を通じて質問や相談が可能。
「ChatGPTコース」は9月2日~29日までの約4週間で、言語モデルと生成AIから望ましい出力を得るために最適な指示や命令を行う「プロンプトエンジニアリング」の基礎を学ぶ。実務でChatGPTなどの生成AIを活用するためのスキルが学べるとのことだ。
講義はオンラインでの自習形式が中心だが、LINEヤフーの社員による特別講義(期間中に1回)や、中間発表会、最終課題発表会といったオフラインのイベントも実施予定。