ENEOS、ウェイストボックス、NTTデータは4月8日、共同で製品別カーボンフットプリント(以下、CFP)の可視化を実現し、ENEOSは石油化学品・機能材等の一部素材製品のCFPを4月より顧客に提供開始すると発表した。

  • CFPを提供する石油化学品・機能材等(パラキシレン製造装置とパラキシレンを使用した製品イメージ)

CFPとは

CFPとは、製品の原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでの間に排出される温室効果ガスをCO2に換算したもの。今回は、原材料調達から製造までの排出量を指す。

ENEOSのCFP算定方法

CFPの算定にあたっては、温室効果ガス排出量の算定の専門家であるウェイストボックスのレビューの下、各種ガイドラインを参照し、石油製品のCFP算定法を固めた。

また、NTTデータと共にCFP算定・管理システムを構築することで、より信頼性の高い数値となるよう取り組んできたという。

製油所で実際に取得されたデータを用いたCFP算定は、国内石油業界初とのこと。