匠技研工業と三菱商事は4月8日、金属加工業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)をともにリードすることを目指して、匠技研工業がこれまで開発してきた図面管理と見積支援システム「匠フォース」のさらなる販売体制の強化に向けた協業および産業素材業界における共同での価値創出を目的に、販売提携を行ったことを発表した。

提携の背景

金属加工業界において、見積業務は日々発生する負荷の高いルーティーン業務にも関わらず、人手不足などによる属人化が課題となっている。

また、見積業務がエクセルや紙などを中心に行われていることが多く、データベースが形成されていないため、過去の見積情報を参考にした分析ができず、本来あるべき適正な見積を作成できていないケースが多く見られる。

金属加工業の見積業務DXにおいては、材料商社・部品サプライヤーなどの業種によって業務フローや見積計算の慣例が異なっており、各企業の経営思想によって見積算出の方法が異なっていることが課題となっている。

そのため、「画一パッケージ」のようなプロダクトではなく、「個別カスタマイズ可能」なプロダクトによってDXを推し進めていく必要があるため、匠フォースのソリューションを活用し、ともに業界全体のDXを推進していくべく、今回の提携に至った。

提携の概要

今回、販売提携を行った匠フォースは、各種サプライヤー企業(部品メーカーや材料業者)の見積業務において、脱・属人化、脱・どんぶり勘定を実現する、オールインワン・AI見積支援システム。

すでに、金属加工業界のなかでも、鉄鋼業界における初期ユーザーとして、モリテックスチールへの導入を三菱商事と共同でスタートしている。今後は、三菱商事によるグループ内外の企業への積極展開や、匠フォースを活用した同社との共同での価値創出を通して、金属加工業界への導入を促進していきたい考え。