電通デジタルは3月18日、デジタル広告におけるCookieに依存しない計測基盤「X-Stack Connect(クロススタック・コネクト)」において、LINEヤフーが提供する「Yahoo!広告 ディスプレイ広告 Conversion API」への連携を開始したと発表した。
「X-Stack Connect」の概要
昨今、デジタル広告の計測を支えてきたCookieの利用に制限がかかる中、同社は、正しいユーザーのWebサイト上の行動計測とそれに基づくマーケティング施策の最適化維持を可能にする計測基盤として、「X-Stack Connect」を提供している。
「X-Stack Connect」は、サーバへのアクセスログやPIIの収集・整形を行い、汎用的に各プラットフォーマーへの接続を行うことで、持続可能性の高いコンバージョン計測を実現する。
サーバのアクセスログやPIIを用いた広告計測を実現
今回の連携により、Meta、Google、X、TikTok、LINEヤフーの5つのプラットフォームにおいて、これまでのWebサイトによるCookie計測ではなくサーバのアクセスログやPII(特定の個人を識別するために使用されるデータ)を用いた広告計測が可能になる。
「Yahoo!広告 ディスプレイ広告 Conversion API」における先行事例として、PIIを活用することで従来のWebコンバージョンタグに比べ補足できるコンバージョン数が33%改善する結果が得られたという。
「LINE Conversion API」においても19%のコンバージョン数の改善を実現しているとのこと。