NECは3月6日、ローカル5Gシステム構築に必要な最小構成の一式をパックで提供する「ローカル5Gパック」を、同日より販売開始した。出荷開始時期は2024年6月末で、提供価格は398万円(税別)。

  • 利用イメージ

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ローカル5Gパックの概要

同社はこれまで、Sub-6小型一体型基地局「UNIVERGE RV1200」の製品化や、無線局免許の取得申請を支援するサービスなどを提供してきたが、今回、オンプレミスに配置可能な5Gコアを含むローカル5Gパックを提供し、ローカル5Gのより手軽な導入や運用環境の構築を支援する。

ローカル5Gパックは、ローカル5Gシステムの構築に必要な機器を最小構成で準備し、システムの初期導入コストを低減する製品。基地局、コントローラ、5Gコア/UPF(ユーザーデータ処理装置)、PTP(Precision Time Protocol)スイッチ、GPSアンテナ、SIMカードで構成され、初期設定済みで出荷するため設計や構築に掛かる工数の削減も可能となっている。

  • ローカル5Gパック(機器構成)

    ローカル5Gパック(機器構成)

同社は今後、ローカル5Gの導入に対して「価格が高い」「利用までに時間がかかる」「利用手続きが大変」といった顧客からの声に対して継続的に改善を行い、顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた課題解決に貢献するとしている。