ロッテは2月21日、同月15日から従業員向けAIチャットサービスの運用を開始したことを発表した。生成AIが社会に変革をもたらすことを期待されているという流れを受けて、社内文書データを学習し、社内外に関する質問に対して回答を行うAIチャットサービスの運用を開始したという。

従業員向けAIチャットサービスの運用開始の背景

運用開始にあたり、学習データやチャットのやり取りが外部に漏洩する心配がなく利用できる同社専用の環境を構築したほか、利用する従業員に対してもガイドラインを設け、生成AIのセキュリティへの懸念や法令順守、回答の正確性に対するリスク認識を徹底し、運用していきたい考え。

  • ツールのイメージ。社内システムや社内規程の知りたい情報についてチャット形式で問い合わせが可能

    ツールのイメージ。社内システムや社内規程の知りたい情報についてチャット形式で問い合わせが可能

なお、今回、同社が運用を開始したのはアルサーガパートナーズと共同で開発したAIチャットツールだという。

同社は、AIチャットサービスの積極的な活用を通じて従業員の知を蓄積し掛け合わせることで、新たなイノベーションの創出および生産性向上の実現を図っていきたい構え。